内と外 -コミュニティによって異なる?内向的な私への印象-

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内向的な人、内向型人間と言えば基本的に大人しい、控えめ、影が薄い(←これ言われると傷つきます…)などといった印象を持たれがちです。

私、月丸もご多分に漏れず様々なコミュニティでそんな印象を持たれ、実際に大人しいよね!などと言われることも数多くありました。

ところがそんな私も、え?月丸めっちゃ良く喋るし内向的やないやろ?といった言われ方をすることもあります。どうやら内向的な私でも「内にいるか外にいるか」で少し周りにいる人からの印象が変わるようです。

「内」にいる時、「外」にいる時

私のイメージしている「内にいる」とは家族や親しい友人だけでいる場所であったり、大人数であっても複数回話をしたことがある人の割合が8割を超えているような場所にいることです。

逆に「外にいる」とは知らない人ばかりだったり、知っている人はいてもその人があまり親しくない人だったり、親しい人がいてもその割合が低い場所をイメージしています。

そんな「内にいるか外にいるか」で自分への印象が変わることを如実に表した経験が中学時代にありました。

学年の初めと終わりで異なる印象 -中学生の頃の経験-

魔のクラス替え、話しかけられる人が1人しかいない!

中学2年生の時のことです。
以前のブログで触れましたが、私は中学1年生の時に一気に内向的な側面が強く出てくるようになりました。

また一度内向的な面が表に出ると、以前仲が良かったけれど接触頻度が低くなっていた人(小学校中学年で仲良かったけれどクラスが異なったことで高学年以降接触がなかったなど)に対しても話しかけられなくなるということもありました。

こうなると前学年で接触があり、しかも偶然にも仲良くなれた人か、同じ部活で仲の良い人としかクラス替え後すぐは話をすることができなくなります。そうであるにも関わらず!中学2年のクラス替えでは同じ部活で仲の良い人が0、1年生時に仲良かった人も0ということが起こってしまいます。

当時の私は内向的ではあるけども、決して友達が欲しく無かったわけではありませんでした。なのに、なのに、クラス替え後、パッと見て私が話しかかることが出来そうなのは少年野球で仲良くしていたSだけ!たしか40人程度のクラスだったと思いますので、まあまあな孤独感からのスタートです。

ひたすらSとだけ話をする日々、そしてハワイ旅行へ行くS

実際、学年が変わり3か月間くらいは休み時間もSに付いて回り、授業移動やトイレなどもSと一緒に行動をしていたように記憶しています。そんな中、Sが(私にとっては)とんでもない行動に出ます。6月頃だったかと思いますが、Sは学校を休み家族で1週間ほどハワイ旅行へと出かけるのです。地獄の1週間、その間私は一人でトイレに行き、休み時間もなんとなくやることもなく過ごしていたように記憶しています。内向的だけど友達が欲しい、誰かと話をしたいという欲求を持っていた当時の私にとってはなんと長い1週間だったことでしょうか。

またそんな私を見て、W小(私の出身M小よりやんちゃな気質な子が多い)出身者のとある二人組は冷やかしの言葉をかけてきます。具体的には忘れてしまいましたが、あれ?今日はSがいないのか、Sの帰りが恋しいなあとかなんとか、そんな類の言葉をかけてきたように記憶しています。

もうこうなると内向的な性格はさらに内へ内へと突き進んでいきます。マイナスへの猪突猛進です!もうだんまりに次ぐだんまりです。何ハワイなんか行ってんだよS!ともはや何も悪くないSにまで心の中ではあたってしまう始末。
今思うと心が弱すぎて恥ずかしいのですが、実際そんな心境でした。

この段階では間違いなく、周囲の私への印象は「大人しい」「あまり喋らない」「話をしても面白くなさそう」といったものだったと思います。

「内」の範囲が広がり変わった私への印象

そんなスタートだった中学2年時ですが、最終的には月丸けっこう面白いよねといった印象を持たれるようになります。この印象の変化は中学2年生の終わりに転校することになった私に、クラスのみんながお別れの手紙を書いてくれたことで分かりました。最初の印象と違って結構面白いよね、授業中にそんなこと言わなさそうな雰囲気から面白いこというのが楽しかった、小学校の時と別人になってると最初思ったけど前のまま面白い月丸だった、などといった内容の手紙をたくさんもらいました。

なぜ印象が変わったのかを自分なりに考えると「内」=自分が普通にしていられる範囲、が広がったことが大きいと思っています。そのキッカケとしては
・Sの側にいるうちに少しずつだけどSを通じて話をすることが出来る人が増えた
・Sの他に小学校時代に仲の良かったYと改めて仲良くなれた
・結果、Yの友達とも少しずつだけど話をすることが出来るようになった
・同じ部活(陸上)の女子Mが同じ部活ということで話かけてくれることが多かった
 Mに友達が多かったので女子の中でも少しずつ私の素の部分を見てくれる人が増えた
・私が部活の市、県の大会で優勝(陸上リレー)したことでなんとなくクラス内で注目された

といったことがありました。
こうして少しずつクラスの中で自分が気後れしたりせず、自然に会話が出来る「内」の範囲が広がって行き、それが学年の初めと終わりで周囲が私に抱く印象が変わることに繋がったと思っています。

「内」の範囲をどうやって広げるか?内向型がより自分らしく生きる術

「内」の範囲が広がることで、よりそのコミュニティで自分らしく、楽に過ごすことが出来るようになるという経験はこの後も何度か経験しました。40歳を過ぎた今でも内向的であることは変わっていませんが、仕事に関してはいかにこの「内」の範囲を広げるか、それを出来るだけ早く行うか、と言ったことを意識することで20~30代の頃より少し楽に人間関係を築けることが出来るようになったように思います。

今私が行っている「内」を広げるための工夫としては
 ・親しい人づてに少しずつでも話が出来る人を増やす
 ・比較的話をしやすい少人数の集まり(かつ親しい人の割合が多い)には可能であれば参加する
 ・仕事の段取り、納期、感謝をきちんと伝えることには人一倍こだわる 
  → 信頼を得ると相手から話しかけてくれたり会話を広げてくれたりする機会が増える
 ・無理に会話に入ろうとしない、外向的な人の真似をしない
  → 少しずつ内を広げ、信頼を得ての「亀」型の進め方で大丈夫と自分に言い聞かせる

といったことがあります。
自分にはいきなり外にいる中で緊張せず自然体でいることは少しハードルが高い、無理をせず内を広げていくことに集中する、そんなことを心がけて日々を過ごしています。

おわりに

今回のブログいかがでしたでしょうか?
なんかわかる!とか、私はこんな「内」を広げる工夫してるよ、なんていう感想を持っていただけたらコメントいただけると励みになります。

それでは今回はこのあたりで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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