【内向型あるある】その一言が言えなくて-保健所はどこですか?-

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皆さんは何かわからないことや、困ったことがあった時に周りの人にスムーズに質問をしたりすることができますか?

内向型な私はなかなかその一言を言うことができず、すぐに解決するはずのことに必要以上に時間をかけたり、時には聞くべきタイミングを逃すことで人から怒られてしまったり、そんな経験を多くしてきました。

今回はそんな私の「その一言が言えなくて」なエピソードを綴ってみたいと思います。
その一言がなかなか言えず、日々困ったり悩んだりされている内向型の方に分かる!自分だけじゃないのかそういうの!と共感してもらえると嬉しいで。

※今回のお話は私が新卒で就職した2000年代初期の頃のお話です。
時代背景等は今と若干異なるかもしれません。

さあ、保健所へ行こう!

大学4年生の冬頃だったかと思います。
就職内定をもらっていた会社より入社に向けての案内が送られてきました。

その中に近隣の保健所等に行き所定項目の健康診断を受けてくること、といった内容も記されていました。

大学時代、私は一人暮らしをしていたのですがたしかその案内は実家に送られてきたように思います。そして冬休みで実家に戻っていた私は母親とこんな会話を交わします。

わたし「保健所ってどこやっけ?」

はは「駅の所にあるやろ。駅出てすぐのマンションの横」

わたし「(ぴーん!あれか!)ああ、あるね、あそこに行けば良いんやね」

まあこんな感じで、母親の説明を聞きすぐに場所がピンと来た私は保健所へ健康診断を受けに行くことになります。

※実際には行くまでにも内向性を発揮し、行ってなんて言えば良いのだろうか、どんな服装で行けば良いのだろうか、何か持っていくものあるのかな、などあれこれ考えてぐずぐず行くまでに数日を要したと記憶しています。が、今回はこの話は割愛です…

わかる!ここは保健所じゃない

そんなこんなで保健所に向かった私。
保健所までは自転車で5分ちょっと、移動自体は全く苦にならない距離です。

ですが、到着後も私は内向性を発揮し本当にここかな、みんなどんんあ感じで入っていくのかな、どうせなら人の流れが少ない時に入りたいな、やっぱり今日は止めようか、など考え込み自転車で敷地の入口付近をうろうろしたように記憶しています。
ほんと、内向型って何かと時間を必要以上に費やします。

そんなこんなはありながらも、意を決して保健所へと入った私。
その時いきなり違和感を感じます。

なんでしょう。保健所は初めて行ったのですが病院とかもっと身近な所だと学校の保健室とか。
どちらかというとそっちの系統の施設だと思っていたんです。

ところがいざ、保健所に入ってみると。
入口付近にずらーーっと並ぶ、役所とか郵便局とかにある記入台と様々な種類の記入用紙。

どこか忙しく行き来する人たちはスーツや事務服、また私服の人も40代以上と思わしき人がほとんど。
あきらかに学生である私と毛色の違う人達しかここにはいません。

むむむむ。と思いながらも、一旦様子を見ようと待合所的な場所の椅子に座る私。
そこに聞こえてくる呼び出しの声は「株式会社●●さま~」「●●商店さま~」といった声。

わかる!内向型でロクに社会経験も(言い訳して逃げてばかりで)積んでこなかった私にもわかる!
ここは保健所じゃない!!!

見栄と思考の無限ループ

ここは保健所じゃない、とわかった私ですがここから得意の(?)思考の無限ループの時間に入ります。

・どうしよう、とりあえずここは出た方が良いな
・でも多分ここにいる人、俺がここにいる違和感に気付いてる
 今出ていくと「あ、あいつなんな間違えたんだな」と思われるかもしれない
・この施設の人に素直に「保健所」どこですか?と聞くべきか。
 いや、きっとそもそもこの子なんでここに来たの?と思われるだろうな
・一度、家に帰って母親に聞くか
 それはそれで、え?わからなかったの??と言われるのも恥ずかしい

今だったらスマホがあるのでそもそも行く前に確実な場所を確認して行くことができます。
また、間違ったと思ってもその場で調べることもできます。

ですが当時はそのようなものはなく(携帯電話はかろうじて持っていましたが、当時は電話とメールくらしか使えない感じでした)、私は一気にその施設の待合所で「これは困ったどうしよう」の無限ループへと陥っていきました。

終わりに -その一言が言えなくて-

結局この保健所へ行く!の件はどうやって終わりをむかえたかと言うと。
あまりにずっとただただ座っている、この場にいると違和感しか感じられない学生の私に施設の人が

「今日はどういったご用件ですか?」と聞いてくれて。

どうもこうも答えようがなく

「健康診断に来ました(消え入るような小声…)」と私が答え。

「あ、健康診断だったら保健所ですね。ここは社会保険事務所なので、保健所に行かれてください」
「場所はこの建物を出て左にまっすぐ行った突き当りを左に曲がってすぐの所です」

と教えてもらい私は無事保健所に行きつくのでした。

そう、私は「社会保険事務所」を略して「保健所」と言うのだと思っていたのです。
よくよく考えると「保健」と「保険」で違いますし、えー!それはさすがに間違えないだろうと思われるかもしれませんが、当時無知の極みだった私は本気でそれを勘違いしていたのでした。

その後私が保健所だと思っていた「社会保険事務所」を後にし無事「●●保健所」と書かれた看板のある建物を見て

「絶対これが保健所だ!」「てか、全く違うやん社会保険事務所と保健所」と私は思ったのでした。

いつもこういった施設に入る時、ほんとにここで良いのか?と恐る恐る入る私が、堂々と絶対ここが保健所!と思いながら建物に入ったのを覚えています。

今回のブログいかがだったでしょうか?
違うと思った時点で社会保険事務所の人に「今日は健康診断で来たのですが、ここは保健所ではありませんか?」と聞く、もしくは外に出て通りすがりの人やコンビニに寄って店員さんに「保健所はどちらかご存知ですか?」と聞く。そうすれば良いだけのことではあるんです。

でも内向型な私はその一言が言えなくて… 今回のエピソードのようなことを度々起こしています。

今後はこういった「その一言が言えなく」な出来事と共に、そんな時に内向型の人はどんな対処をすれば良いのか?そんな対処法についても綴って行きたいと思っています。

それでは今回はこの辺りで。
最後までお読みくださりありがとうございます。

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